加圧トレーニングは従来のトレーニングにない特徴がある！その特徴を解説

短時間のトレーニングで、しかもトレーニング期間も短期間で効果が出る「加圧トレーニング」が人気です。タレントのヒロミさんはじめ、スポーツ選手や有名芸能人のなかにも愛好者が多くいます。本記事では日本で開発された加圧トレーニングについて、誕生した経緯や特徴や効果まで、詳しく紹介します。

加圧トレーニングの特徴

加圧トレーニングは腕の付け根や脚の付け根に、各個人に合った適切な圧を掛けながら、トレーニングや運動を行います。圧を掛けることで血流制限が適切に行われ、低負荷ながら、高負荷のレジスタンス運動と同様の効果が短時間で、しかも短期間で得られるのです。

また、加圧トレーニングを行うことで血液中の乳酸濃度が上昇し、体の成長と新陳代謝を活性化させる働きがある成長ホルモンの分泌も盛んになります。

加圧トレーニングは、このような医学的、生理学的効果が得られることも実証されています。そのため、医療・健康・スポーツ分野から、航空宇宙医学分野においても注目されているのです。

加圧トレーニングの効果

加圧トレーニングにより、成長ホルモンが分泌されることで、免疫機能の強化・回復力アップ・脂肪燃焼効果・美容効果・若返りなどの多大な効果がもたらされます。また加圧することで血流が制限された結果、血管の拡張・収縮機能が高まり、血管が弾力性を取り戻すことにより、血管を若返らせる効果まで期待できるのです。

加圧トレーニングを行うことで、スポーツ選手や日常生活でケガをした方々が、早期の回復を果たし、寝たきりだった方が通常の生活を送れるまで回復した事例なども報告されています。

加圧トレーニングのメリット・効果まとめ

加圧トレーニングにはさまざまなメリットがありますが、そのようななかで、とくに効果としても認められているメリットを以下の5項目をまとめました。

• ダイエット:加圧トレーニングで筋肉が増え、脂肪が燃焼しやすい身体になり、太りにくくなる
• 血行促進:加圧と除圧の繰り返しで、血管に弾力がよみがえり血行も良くなり、血液量も多くなる
• 筋力アップ:軽い負荷で高い効果が得られるので、トレーニングが継続でき、筋力アップ効果が高くなる
• 回復力アップ:成長ホルモンが大量に分泌されることで、骨折やねんざなどの回復が早くなるという研究データもある
• 美容・アンチエイジング：加圧トレーニングによって、通常時の約290倍の成長ホルモンが分泌されたという研究データもある

加圧トレーニングの歴史

専門の加圧ベルトによる「加圧トレーニング」の発明者は「佐藤義昭先生」です。以前ご自身が参加した法事の際に、正座で足がしびれたときの感覚が、ボディビルでふくらはぎの筋肉を鍛えた後の感覚にそっくりだったことにヒントを得て、加圧トレーニングの開発を始めたといわれています。

佐藤義昭先生は「トレーニングをしているときも正座をしているときも血行が悪くなっている」ことに気づいたのです。そこから「血流を悪くすれば、人工的にハードなトレーニングをした状態を作り出せるのではないか」とひらめき、加圧トレーニングが誕生したのでした。その後も、どのような方法で血流を制限すればよいのか、どの程度の圧力が最適なのか、研究を重ねました。また、誰でも実践可能なレーニングにするために、安全性を備えた方法を確立する研究を続けたのです。

米国FDA認可の加圧サイクルトレーニング

そうして、50年以上の歳月を費やした研究の結果、現在の加圧トレーニングが生まれました。安心安全な米国FDA認可の加圧サイクルトレーニングヘと広がっていき、現在は多くの方々が実践しているのです。

加圧トレーニングの用具

加圧トレーニングで使用する加圧ベルトは人為的に低酸素状態を造り出すため、安全かつ適切に血流をコントロールできるものが必要です。そのため、慎重に選びましょう。この章では、おすすめの加圧ベルトの選び方について紹介します。

自分のトレーニングのレベルに合わせて選ぶ

加圧ベルトには上腕用と、下半身のシェイプをサポートする脚用の2種類があります。両方合わせて4本を使います。そのため初心者は「4本セット」がおすすめです。腕用2本、脚用2本の4本をセットです。セット販売のため割安になる傾向があります。

加圧トレーニングに慣れてくると、「単品」での購入もおすすめできます。腕用2本に脚用2本のセットで買い求めることも可能です。腕用、脚用の一方の傷みが激しいときに、両方購入することはありません。

長さ・幅は自分の体に合ったものを選ぶ

長さ・幅は自分の体に合ったものがベストで、トレーニング効果もアップしやすくなります。人の手足の太さ、長さはまちまちです。加圧ベルトもいろいろな長さやサイズがあります。効果的な加圧トレーニングにするために、自分の体に合ったサイズを選びましょう。

ジムトレーナーと相談する

自分に最適となる加圧ベルトがはっきりしない場合は、ジムトレーナーに相談することが大切です。加圧トレーニングは筋肉を締め付けるだけに危険をともなうこともあります。また、ベルトの加圧具合はトレーナーにみてもらう必要があるので、トレーナーに相談するのも大切です。

まとめ